今度はブドウにつられて [つれづれ]
10月の終わり、甲州フルーツマラソンというものに参加しました。
今年、チャレンジを始めたマラソン。
1月、4月と5キロのレースに出ました。
そしてこちらは10キロコースにエントリー。
一番短いのが10キロ。
ゴールしたらブドウが食べられる、ワインの試飲ができるという特典に心惹かれたために、10キロという未知の世界に足を踏みいれることになりました。
過去にはレース後にこの世のものとは思えないほどおいしいバナナをただでもらえる、という理由でエントリーしたのだ。
今回はブドウであります。
「普段は走ってんの?」
私がこういうのに参加しているというとすごいね、頑張ってるね、って言われた後に必ずこの質問が…
レースの一か月前くらいから週末は入ってるよ、でも3キロくらい。
5キロにでる時にも練習で5キロ走ったことないんだ、もし走ったら満足して本番走りたくなくなるかもしれないからさ~って答えてる。
今回も10キロを練習では走らなかった。
いや、走れなかった。
走ったら、嫌気がさして当日は不参加になりそうな気がしたので。
フルーツマラソンの10キロコースは前半5キロが上り坂、後半5キロが下り坂と聞きまして。
上り?上るんだ…
練習しているジョギングコース、すこーしだけ傾斜している場所があるので、あんな感じかなぁと思いながらそこに差し掛かると踏ん張って走ってみた。
走るだけじゃなくて、上り坂を走る…
できるのか!?
わからない…
当日は晴れ。
着いて受付してあれよあれよという間にスタート時間になって、はい!スタート!
お仲間とはわりと早いうちにバラけて一人旅が始まりました。
マジで本気の上り坂。
練習したコースの傾斜なんて傾斜じゃなかったよ。
ブドウ棚が続く山の斜面だったであろう坂道(舗装されている道)、ひたすら足を前に前に動かします。
これ、動かさないとゴールできない。
当たり前のことを足を踏み出すたびに思うのだ。
そして苦しい。
辛い。
支えていたものはゴールのブドウ(笑)
山と青空。
一緒に走っている大勢の老若男女。
みんな頑張ってるんだと思うととりあえず私も走り続けないとなぁと思う。
空気も澄んでていつもと違う気がするし、沿道で応援してくれるブドウ園のおじちゃんとおばちゃんの『がんばれー』もうれしい。
応援する人のありがたみをつくづく知る。
上り坂の最後あたりで応援のおばさまが「ここからは下るだけよ~」と声をかけてくれる。
そうなの?
もう上らなくていいの?
ねぇ、本当に上りはないの?
自問自答しつつ、下り道になっていくのだけど、私は知ってしまった。
下り坂を走るということは結構大変でした。
足の裏のどこをついたら楽に前に行けるのか、なかなかこれだという着地の感覚がつかめないのだ。
それが5キロ。
残り5キロ。
最後までわからないまま、ふらふらしつつ走る。
追い抜かされるばかりの人生だった(笑)…
あと20メートルだという時に前にいたランナーひとり、この人だけは追い越すぞ、と無我夢中で走る。
おわた。
走れた。
めちゃめちゃ疲れた。
チップを返して完走証もらって。
そしてブドウもいただきました。
なんぼでもはいる。
甘くて甘くて甘かった。
ワインの試飲もしたいのだけど、この状態で酒を飲むのが自信がなくなっていたので、ぶどうジュースをいただけるブースに並んで飲ませてもらう。
これが大変美味しくて生き返りました。
10キロのレースは制限時間が2時間。
私は普段から1キロ7分強というお子様にも笑われる鈍足おばちゃんなんだけど(ジョギングだよね、マラソンじゃなくて)5キロを走って35~から38分くらいだったから、傾斜の道を考慮して1時間20分から25分くらいで走れたら時間内に走れるかなと思ってた。
目標は完走と、途中で歩かず、どんなにちょこちょこでも走る!ということにしていた。
結果は1時間22分。
だいだい予想していた感じになりました。
帰りに仲間の皆さんが試飲しておいしかったと連れてってくれたブース(会場にはたくさんのワインのブースがある)でロゼワインを買った。
あとシャインマスカットを一房。
今年は走ることを知り、ちょっとだけだけど楽しくなりました。
3回のチャレンジを終えて、続けてみたいという感想を持てたということはかなり収穫があったと自己分析。
また走りそうな予感がしております。
自分、おつかれ!
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