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花の季節 [はな]

たくさんの花が咲く季節がやってきた。

 

花の名前をたくさん知っている人間になりたいと思っている。

そして努力している。

しているけれど、結構忘れてしまう。

数年前、通勤の途中で美しく咲いている見たことのない花にあった。

つぼみがたくさんあって毎日、少しずつ開いていく。

白とピンクが混じった大きいのに可憐な花だった。

大きくてダイナミックでない。

例えばボタンとかが大きくてダイナミック。

小さくて可憐でもない。

例えばスズランが小さくて可憐。

大きくて可憐って…私の中で新発見で。

その花が咲く時期は楽しみが増していた。

ああそれなのに、ある日、すべて刈り取られていた。

庭の主が切ったと思われる。

あんなに素敵な花を…

しばらく私は元気が出なかった。

そして数年が経つけれど、あの花をもう一度植える気はなさそうだ。

 

細々と続けている茶道は茶花がそれはそれは美しい。

夏はムクゲ(木槿)

冬はツバキ(椿)

この二つが代表。

私はヤマアジサイ、シラン、オカトラノオが気になる。

ムクゲもツバキも大好きな花。

ムクゲが夏の風に吹かれて揺れているところは美しくて少し泣ける。

ツバキは次に飼う犬につけたいと思っていた(二頭飼う。メスでツバキとラン)

 

小説の中に出ていた花で印象に残っているのがスイカヅラ。

初夏から夏のはじめに咲く黄色い花。

この花が見たくて植物園に出かけたことがある。

 

花屋で見る花ではサンダーソニア、ニゲラ。

白いユリも。

ちょっと前に花屋さん三軒めぐることがあった。

その時、すべての花屋さんに「白い花とグリーンで花束を作ってください」とお願いした。

出来上がったものはどれも個性的ですばらしかった。

花屋とお客というのはつくづく相性があると思うのだけど、その三軒は今も信用している。

今、一番心を動かされるのがオーニソガラム。

白い花と思っていたんだけど、オレンジがあることを知った。

たくさんのつぼみがあるのだが、毎日開くつぼみが増えていてその様子を見るのがすごく楽しい。

かなり前、友人にあげた花束にこの花が入っていた(らしい)。

名前を知っていたその友は10日くらい経った時「オーニソガラムまだ咲いてます」というメールをくれた。

それで名前を知った。

花屋に行ったらいつもあるということでもなくて、なかなかであえないのだけど、この春、見つけてうれしくなった。

花のこと、もっといろいろ知りたい。

 

 

 


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