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悲しみの膜 [えいが]

ドンワンがおすすめしていた映画「牛の鈴音」をやっと観ることができた。

日曜日に観たんだけど、今もうっすらと悲しい。

普通、牛は15年くらいが寿命と言われているようなんだけど、主人公の牛は40年近く生きていて、毎日おじいさんと一緒に農作業に出ている。
本当に年を取っていて老いと疲れと諦めが薄い膜のように身体全体にかかっているように見えた。
そんな牛さんとおじいさんは言葉はまったく通じないのに心を通わせていて…(画面から伝わってくるのです)

おじいさんは若い牛を買って二代目にしようと連れてきた。
その牛はお腹に子どもがいる。
出産して一挙に3頭の牛飼いになってしまうおじいさんとおばあさん。
でもその後もほとんどずっと初代の牛と畑や田んぼに出るおじいさん…

年老いた牛がピカチュウと重なり、私の涙を増長させた。
痩せてお尻とかの骨がはっきりとわかる。
まつ毛を伏せた時の老人っぽいまぶたに似ている…と思う。
のったりのったり歩く脚が哀愁を誘う。

農村の四季、特に春、夏、秋の美しさが唯一の救いだなぁと思いながらも、ピカチュウのためにも最後まで観なくっちゃと思ってなんとか最後まで観ました。
しゃべれないけど牛が言いたいことがおじいさんはわかってるんだろうなぁと思う。
ピカチュウも私の心を理解してくれていたらいいなぁと思う。
おばあさん(おじいさんの嫁)が始めから終わりまで文句を言ってた。
これも悲しくなった要因であります。

反動で底抜けに明るい映画がみたい~~~
ハングオーバーの3でも借りてこようかな?
西島さんの新作映画は、あれはシリアスなんだろうか?


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