涙のわけは

おとといの土曜日、映画に行きました。
「永遠の０」を観ました。
周りから評判を聞き、せっかくだから行くかなと。
ファーストデイで１０００円だということは後から知ったのでいろいろ失敗もありました。

 

１月に新年会があったのです。２０人くらいの会で私が知っている人は３人のみ。
で、時間を適当に区切って席替えがありました（お見合いではないよ！）
知らない人同士が多いから、幅広い交流をという幹事の配慮からですよん。
最後に私の隣に座った女性（子どもが２人いる料理がお好きなステキな方でした）が「永遠の０、観ましたか？私、おとといみて…」と話をしてこられました。
映画自体もとてもよかった、そして、最後に流れるサザンの歌がよいのですと言われていたのが胸に残り、ふと行ってみようと思ったのでした。

それから、時々見るブログに行くと観た、よかった、泣いたというのが多かった。
時間を調べて最近気に入っている映画館へＧＯ。

しかし、甘かった。
３０分以上前に着いたけど売り切れていたの。
恐るべし、ファーストデイ。
１０００円の威力。
土曜ということもあるね、きっと。
次の回なら大丈夫と言われたけれど、終わったら２０時は過ぎるし、始まるまで時間をつぶすのもなーと思いスマホで別の映画館と上映時間を検索。
移動しても大丈夫そうなとこが１個見つかったのですぐさま電車に乗る。
移動中にチケット残が二重丸から一重丸に、さらに三角になるのをドキドキしながら見つめ…
でも、現地で買えたのでほっとして。
前から２列目だったけど。
あっという間に上映開始。
あとからあとから人がやってきてほぼ満席。
カップル多し。

そして…
泣きました。
泣き崩れという表現があっている。
ネタばれはしませんが、いろんな感情が渦巻き、これが泣かずにいられるか！と、涙、涙。
最初はそうでもないのだけど、後半にかけてやばいです。
私、こらえきれずに「ヒッ…」と声が出たんだけど、しーーーーんとなった映画館中に響きわたっちゃって。
あっと思ったらもう一度「ヒッ」って出ちゃった。
そしたらね、それを合図にというかあちこちで鼻水すする音が聞こえてきた。
私のとなりのカポーの男の子も泣いてた。

泣いていい映画だよ。

サザンの歌のことを聞いていたので、涙にくれながらも歌を最後まで聞くんだと思ってエンドロールも座っていたのね。
はじの席だったからとなりは階段なんだけど、歌の途中でみんな帰っていくの。
多くの人が足がふらついてる。
なんで？って思ったのだけど…すぐになんとなくわかった。
泣いてるの、みられたくないの。
だから暗闇に紛れて出ようとしている。
だけど感動してるし泣いてるからふらふらしてるの。

カポーの男子だって泣くんだ、おばが泣いててもなんてことない！と流れるままに泣いて最後までいました。

すっかり涙がひいたと思っていたのに乗り換え駅で電車待つ間に、まったく予期せずまた涙が。
しかもどーーーーーーっと。
あらあらと思う間もなく、真珠色の液体（この年でもこういう映画の時はそういう涙が出る）を拭きました。

帰ってからニモに話して。
２０１４年のニモ家の課題映画として、必ず映画館で観てほしいと頼みました。

さきほどニモからメール。
「お前に宮部久蔵（映画に出てくる人）を語る資格はない」って…
どうやら観たようです。
資格がないだとぉ？
ごるらぁ、どの口がいっとんじゃい。
語り明かす覚悟で本日は帰ります。