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こんなに癒されるものとは [つれづれ]

古い知り合いを訪ねました。


仕事で知り合ったのはもう何年前になるんだろう。

しばらく音信不通だったのだけど秋くらいにお電話をいただいた。
体調を崩していたとおっしゃる。
懐かしくて思わず電話口で涙ぐんでしまう。
近いうちに会いに行ってもいいですか?とうかがっていつでもどうぞと言われた。


ところがその後なかなか行けない。
その前までは結構な頻度でその町に行っていたのに。
お店されているのでいつ行っても大丈夫って思うのがよくない。
このままじゃいかん、年を越してしまうと逢いに行く。

少し痩せてたけど、変わらない笑顔に再び涙。
結心さんにはとってもお世話になったよね、と言われる。
私はなんもしていないの、お世話になったのは私のほうだと心の中で叫ぶ。
お互いにこみ上げるものがあった。


年末の忙しい時期だと思いあまりお邪魔するのもいかんと思っていたけど長居してしまう。
あわてておいとましようとすると、これ持っていってと言われた。

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多肉植物とのこと。
過去にサボテンを枯らした女、それは私。
大丈夫だろうか…と不安になりつつもありがたくいただく。

帰ってからテーブルに置いて、ご飯のしたくをする。
夕飯を食べている間、たまに植物をみつめる。
その後お茶飲んだり、年賀状書いたり、時折植物を見る。
もう何もすることがなくなり、ただただ植物を見た。
植物があるとないとじゃ気持ちが違っているという事実に気づいたのはそろそろ寝ようかと思うころ。
なんというのでしょうか、雑草を抜いた後の芝生というか、雨の日にはいてしまって土がこびりついた靴を磨いた後というか、壁にうっすらと貼りついた積年の綿ぼこりを掃除機で吸った後というか…
心が平らかで落ち着いている。
透明な気持ちになりつつある。
もやが晴れかけた朝みたい。
小さな鉢の中の緑の宇宙がこんなに癒してくれるのですかと驚きの発見がありました。


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