なるほどそうか

こないだの日曜にあるイベントに行きました。

楽しく遊んで学べる！“見える防災”イベントっていうタイトル。

この中で今、私が好きなインディーズバンド＜フラチナリズム＞のライブが行われるのが目的。

昨年8月、初めてコンサートに行って楽しかったので、よーしこれからはたくさん聞くぞと思っていたのです。
流しやクリスマスツリー点灯式での演奏など、行けるとこには行って。
8月の時点で分かっていたことなんだけど、2015年の1月から3月まで札幌に移住してそこで活動しながら4月に予定している札幌でのコンサートに会場（ニトリホール。2000人のハコ）を満杯にする！というミッションに向け、ただ今奮闘中なお人たちです。
この防災イベントのために一時戻ってきた、ということです。

久しぶりに生の演奏を聞くことができて楽しかった！
そしてもう一個の感情が湧きました。
≪安心している≫自分がいました。
シナ、CNBLUEなどずっと好きな人たちの歌って、いつも心にすーっと入ってきます。
かつて思春期の頃はユーミン、竹内まりやに夢中になっていたのと同じ感覚。
それがフラチナさんの音楽にもあるなぁと会場で思ってました。
ボーカルのヒトの声が私はやっばりスキ。
へ様や竹内まりやさん、ヨンファ君に私が感じている≪つつむ声≫をこの方もお持ちです。
おいでと言われて、そこへ行くと大きくてあったかい場所があって一歩踏み入れるとほっと安心していられるって感じ（どんな感じだ・笑）

こちらのグループ、手拍子のほかに観客の皆様の振りがありまして。
ちっとも覚えられない！のでいつも前に座っている上手な人を素早くみつけて真似してる。
加えて現在四十肩チュウ（決して五十肩ではない）。
右腕の上げ下げ、痛いけど。
フリの最中は忘れて頑張れる（笑）
なので歌詞がいまひとつわからないところがあるまま、フリに集中しているワタシがおりますのです。

帰宅後に、ちゃんと歌詞を聞くんだと思い、ひとりＩｐｏｄで集中しました。
そしてわかりました。
きちんとびしっとテーマが貫かれている！

【幸せのキセキ】
フラチナさんの魅力に泣かされて、ついて行こうと思った名曲（昨年８月ね）
地元のケーブルテレビ開局25周年を記念してつくられたもの。
活動している八王子でがんばる人たちを応援する歌です。
25年間、自分と家族を幸せにするために雨の日も風の日も調子がいい日も悪い日も一生懸命中央線に乗って会社に通う男子（おじさん）の日常を歌いながら幸せの意味を問うている。
日々は特別によいことばかりではないように思うけど、自分の心の持ちようで実は幸せは身近な場所にあるじゃない、あなたもきっと必ず幸せが近くにあるよ！と励ましてくれています。

【ＫＡＮ＆ＰＡＩ】
今のところの代表曲の一つ（だと思う）
とにかくまずはお疲れ様～！乾杯しようぜと始まり、速いテンポでジェットコースターのように進んでいくメロディー。
それに気をとられて言葉をじっくりかみしめたことがなかったのだけど、いやいやとってもきりりっとした内容です。
毎日毎日会社でこき使われてるのに給料もボーナスの下がっちゃってもう、やってやれねーよ！
休みの日にも家には居場所がないしなー
会社から駅までの帰り道、乗換駅の周辺、最寄駅から家までの間に灯る赤い灯、青い灯についつい誘われてグビーッ！
飲んで飲んで飲みまくってその日の憂さ晴らししちゃうぞ～
老若男女、店にいる誰かとカンパーイ！
乾杯は魔法の言葉と繰り返す激しくも物悲しい、いや実は突き抜けている歌だった！
実に納得できる歌詞だ。
日本の労働者、自分も含めてガンバロウと隣に座る知らない人の肩を叩きたくなる。
天才じゃないかと思うのは【心のインフラ】という部分。
インフラってよく聞くけれど、ちゃんと意味しらないよ？って思って調べてみました。
インフラはインフラストラクチャーの略で、産業、生産、生活の基盤を形成する構造物のことらしいです。
脳みその少なくなった我が頭で必死に考えたのは、疲れてしんどくてへとへとな日々ではあるし、お金も居場所もないけれど、馴染みの店の馴染みの席で馴染みでも馴染みじゃなくても同じように働くあの人この人と一緒にジョッキ片手（にぎる手の中には希望そして不安があるって言ってる←激しく同意）に「カンパイ！」してごくごくとのどをうるおすことが明日の活力、心の整備、幸せに暮らすための基盤じゃーん、飲もうぜ仲間よ！と言っているのですね。
深いです。
そしてスカッとするのです。
舞台では楽しく可笑しく笑い満載の芸人さんを見ているような構成もふんだんにあるので、ただただ面白楽しいイメージがあるのだけど、鮮やかな切り口で歌いきっているのだね～
ふざけていながら超真面目。
ものがなしくも一所懸命。
一本芯の通ったカッコいいお兄さんたちです。

というわけで応援します！おばちゃんは！！